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学長メッセージ

2019年 秋

国際武道大学 学長 髙見 令英
国際武道大学
学長 髙見 令英

 9月上旬の台風15号は、千葉県を中心とした関東地方に大きな被害をもたらしました。特に千葉県では、60万戸を超える大規模停電となり、この停電が原因で断水となる地域も多発しました。また、家屋の被害が多数出ているようですが、被害状況を正確に把握することさえできない状態が続いています。被災された皆さまにお見舞い申し上げるとともに、一日でも早く日常の生活を取り戻されることを願っております。

 大学も、この台風による被害で、2号館・柔道場は雨水の浸入により、大道場の畳の全てを交換する必要があります。同じく剣道場の床面の大規模な修繕が必要な状態です。この他にも大小の被害を受けましたが、学生や教職員の怪我や命に関わる被害が出なかったことが幸いでした。この時期は、台風などの自然災害が多く発生する時期です。自然の猛威は我々が制御することはできませんが、災害に備えることはできます。日頃から様々な危機的状況に対応できる準備を、怠ることがないようにしていきたいと思います。

 さて、大学は9月27日に後期オリエンテーションを行い、授業が始まりました。昨年に比べると1週間ほど遅い始まりです。国の祝日が月曜日に集中することにより不足する月曜日開講授業の開講回数を補うために、前期の最終週に集中開講したことによるものです。
 おおむね10月から始まる後期は、何となく早く過ぎ去ってしまうように感じるものです。昔から、一月は行く、二月は逃げる、三月は去る、といわれるように今に生きる我々だけではなく、多くの諸先輩もこのように感じて過ごされていた時期のようです。

 4年次生は大学生活の最後の後期を迎えることになりました。すでにこの時期は民間企業の就職戦線はおおむね終わりを迎えつつあります。日本の景気動向は少し陰りが見えてきているようですが、それでも今年も売り手市場の傾向が強い追い風の中での就職活動であったようです。警察官、刑務官、消防士等の公務員や、教員採用試験を受験している学生にとっては、進路が決定する時期となります。一人ひとりの学生が決断し、選択した職業が、彼等の天与の道として未来を開いてくれることを願いたいと思います。
 しかし、大学を卒業して社会に出て行く前に、果たすべきものがあります。卒業研究をまとめ上げ、所属する学部・学科の定めた卒業要件を満たすことが求められています。同時に、各クラブに所属している学生は、後期においても継続して選手生活を継続している学生と、選手としては引退している学生に分かれます。いずれにしても共通しているのは、卒業に向けた準備に取りかかっていることに違いはありません。
 卒業研究は、学生自身が選択した教員のもとで、自らが設定したテーマに取り組みます。指導教員の丁寧な指導を受けながら、時に厳しくしかられながら、研究室ごとの発表会に向けて準備を進めていきます。研究室で選抜された学生は、2月5日に予定している全体発表会に臨むことになります。この全体発表会には、3年次生以下も参加が許されています。先輩の卒業研究の手伝いをした学生は、未来の自分の姿を心に描きながら、あるいは、あの様な大変なことに次は自分が取り組まなければいけないのかなど、様々な思いを持ちながら、壇上で次々に発表される卒業研究を参観することになります。私も毎年、この発表会に参加しますが、研究室を代表して発表する学生の姿は、堂々として頼もしく見えます。4年間の学びの集大成がこの発表会で見えてきます。

 今年は、後援会主催の支部総会・個別面談会が前期日程と後期日程に分かれて計画されており、北海道支部、東北支部、中部支部の3支部が10月に開催される予定になっています。お子様の勝浦での生活の様子、大学での学修の様子、クラブ活動の様子などを知ることができる良い機会です。北海道、東北、中部の各支部に所属されている保護者の皆さまの参加をお待ちしています。

2019年10月1日
国際武道大学
学長 髙見 令英

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