『武道論集』等
研究所の研究成果を、一般に広く知らせるために武道の小冊子を作成し、武道関係機関・関係者に配布している。
2000年度には、「21世紀の武道と研究の課題」という特別プロジェクト研究を行い、武道研究の英文論文集"Budo Studies-An Anthology of Reseach into Budo in the 21st Century"(International Budo University/2001)を制作した。その内容は、武道の古典の宮本武蔵の『五輪書』研究、剣道の技法と心法、柔道上達論、柔道・空手道における重心の位置のバイオメカニクスの研究の4つの論文である。翌年度には、これらの日本語版の論文と、武道研究の課題を討議した内容をまとめた論稿、またデンマークでの松前杯国際柔道大会に合わせて行われた国際武道大学主催の武道セミナーの記録を合わせた『武道研究 - 21世紀の武道と研究の課題』(国際武道大学 武道・スポーツ科学研究所・2002)を作成した。
2008年度には、研究所編集になる『武道論集』第1集「武道の歴史とその精神」を刊行した。武道全体の歴史を概観をした後、剣道、なぎなた、弓道、柔道の順で、その歴史とその精神を、それぞれの専門家が論じたものである。2009年度には、これの英語版の制作も企画している。
2009年9月に、『武道論集』第2集「中学校保健体育における武道の指導法-武道の必修化を踏まえて」を刊行した。2012(平成24)年度から実施される中学校における武道の必修化に対応して、その参考になる内容として、柔道・剣道・なぎなた・弓道の指導法を掲載している。
2010年9月には、『武道論集』第1集「武道の歴史とその精神」の増補英語版"IBU BUDO SERIES VOL.1 The History and Spirt of Budo"を刊行した。→ IBU BUDO RESEACHへ
また2010年12月には、『武道論集』第1集「武道の歴史とその精神」に、空手道の章も加えた増補版を刊行した。
2012年2月には、『武道論集』第3集「グローバル時代の武道」を刊行した。第1部で東アジアの日本武道、中国武術、韓国武芸を比較文化論的に考察するとともに、第2部では柔道の国際的展開に伴う諸問題、ドイツの柔道指導法の紹介、剣道の国際化に伴う諸問題、外国人にとっての武道などの論を掲載している。付録では、武道・武術・スポーツの比較年表と、英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語の武道文献を紹介した。
2013年3月には、『武道論集』第3集「グローバル時代の武道」の英語版"IBU BUDO SERIES VOL.2 Budo in the Global Era"を刊行した。→ IBU BUDO RESEACHへ
※『武道論集』は希望者に配布しておりますので、郵送費250円分の切手を同封して研究所宛に郵送してください。
また、2冊以上希望の場合は研究支援センター事務室へメール(kenkyujo@budo-u.ac.jp)でご連絡ください。
"Budo Studies-An Anthology of Reseach into Budo in the 21st Century"
『武道研究 ― 21世紀の武道と研究の課題』
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