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2020/08/07(金)
(共同プレスリリース) 水球選手は巧みな足さばきで水の渦を利用している ―立ち泳ぎに独特な推進力生成メカニズムを解明―
国立大学法人筑波大学体育系 高木英樹教授、学校法人国際武道大学体育学部体育学科 川合英介助教らの研究グループは、圧力分布分析と3次元動作分析の併用により、立ち泳ぎ(巻き足)における上向きの推進力生成メカニズムの解明に取り組みました。
水球選手にとって巻き足は、身体を浮かせるための推進力を生み出す必須の技術であり、それによって水中で他の選手に乗られても沈まず、様々なプレーを可能にしています。しかしながら、これまで巻き足によって生み出される推進力を直接分析する手立てがなく、十分な研究が行われてきませんでした。本研究では、近年本研究グループが開発した圧力分布分析(泳者の身体部位表面に圧力を計測する小型のセンサを取り付け、計測された圧力値から生じた力を推定する手法)を水球選手の巻き足に応用し、さらに動作分析と併用することによって推進力の生成メカニズムに初めて迫りました。
研究成果の詳細と解説は、以下の資料をご覧ください。
共同プレスリリース