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2011/09/05(月)
第6回 自炊力向上セミナー 「調理実習」を開催しました。

2011年8月23日(火)に勝浦若潮高等学校において6回目の自炊力向上セミナー「調理実習」を開催しました。この調理実習には、勝浦若潮高等学校の生徒が高大連携の実習として参加しました。

 今回は、本学女子バレーボール部を対象に「野菜がたっぷり食べられて、安くておいしい食事」をテーマに、本学 スポーツ栄養学 非常勤講師の作田先生に解りやすく説明していただきました。

 今回のレシピは、「枝豆ご飯」「南蛮漬け」「トマトと卵の炒め物」「野菜スープ」「ドリンク」でした。作田先生の「せっかく勝浦にすんでいるのだから魚を食べてほしい」という思いのもと、アジを三枚おろしにするところから実習は始まりました。思ったより簡単だったという声もあり、調理を経験する場は今後も必要だと思われます。


【女子バレーボール部学生トレーナーより】
 今回のセミナーでは、勝つ為の準備として食事の基本や朝食の大切さを作田先生から教えていただきました。セミナーで終わるのではなく、今後の毎日の食事につながっていけばいいなと思います。

実習では、野菜たっぷりということで1日分の野菜を食べてみたり、1000kcalの食事をとって練習にどれだけの影響がでるのかなどをテーマにしました。1日分の野菜の多さにはみんなびっくりしていましたが、薄味にしたスープだったので野菜の自然の甘さがおいしかったと大人気でした。ご飯の量もいつもよりかなり多いようでみんな苦戦していましたが、練習に対してのご飯の量が少なかったのかな?と選手達1人1人も考えていました。

このセミナーと実習で、練習・トレーニング・食事は勝つために絶対必要なもので1つ1つが点と点ではだめで、点と点が線でつながらなくてはだめだと改めて先生の話を聞いて感じました。ありがとうございました。

佐久間 ちひろ

【レシピ】
(1) 枝豆ご飯:炭水化物をしっかりと食べ、試合期を乗り切れるエネルギー補給を!枝豆を入れて植物性のタンパク質や食物繊維量を増やしました。
(2) 南蛮漬け:南蛮漬けにすることにより作り置きができ、野菜も一緒に食べられます。酢を使ったメニューで疲労回復!
(3) トマトと卵の炒め物:トマト多く含まれるリコピンは運動によって生じる活性酸素を抑制してくれる抗酸化力があり、アスリートにおすすめの食材です。
(4) 野菜スープ:これでもか!と野菜を食べることを意識させたメニューです。
(5) ドリンク(果汁+牛乳):学生アスリートにとって手軽にビタミンCやカルシウムを取ることができる100%の果汁や牛乳は冷蔵庫の常備品にしましょう!
 
栄養価(エネルギー:1034kcl、タンパク質:45.8g、脂質:23.7g、炭水化物:156.2g、カルシウム:387mg、鉄:5.0mg、ビタミンB1:0.60mg、ビタミンB2:0.83mg、ビタミンC:157mg、食物繊維:10.6g)