2011/02/21（月）
国立スポーツ科学センターの 川原 貴 氏をお招きし「スポーツ医学セミナー」を開催しました。

2011年2月4日（金）国立スポーツ科学センター(JISS)の統括研究部長である川原貴氏をお招きし、本学学生、大学院生及び教職員を対象に「スポーツ医学セミナー」を開催しました。

講演題目は「オリンピックと医・科学サポート」で、JISSの事業として、日本におけるオリンピックなどの選手･チームへの強化策のサポートがお話しの中心となりました。まず、JISS設立までのオリンピックにおける日本のメダル獲得数の推移を説明され、背景を知ることになりました。現在JISSでは、オリンピックでいかに科学的戦略の元に、多くの選手にメダル獲得などの好成績を取らせるかということに対して、医・科学的サポートを行っている内容について詳しい説明がありました。

JISSは現在設立10年目で、アテネオリンピックや北京オリンピックにおける日本の好成績の裏には、本日述べられたような綿密なサポートがあったこと、またアドバイスを求めてきた競技団体に対してのサポートを限っていることなどを知りました。特に北京オリンピックにおける女子ソフトボール代表に対する筋力トレーニングの活用などで打力の強化、および相手投手の配球の検討したことなどが具体例として説明されました。拝聴した学生諸君には競技スポーツのトップクラスへのJISSにおける医科学サポートの実際を知ることによって、トップ選手へ飛躍への意欲を高めていただくとともに、将来の指導者として医科学サポートの活用などの参考にしてほしいと思います。