ニュース&トピックス

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2020/08/03(月)
学長メッセージを更新しました。

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2020年 夏


 今年の梅雨は例年になく雨模様の日が続き、「梅雨」と表現されたとおりの気候であると考えるべきなのでしょうか。昨年の同じ時期は、高温の日が続き空調設備のない小・中学校では、授業に影響が及んだことを思い起こします。それらを考慮し、千葉県内の小・中学校においては、例年よりも1週間早い7月中旬から夏休み期間としたところが多く見受けられました。天候は、人の意のとおりにはならないものです。
 前段の文章は、昨年(2019年)の同じ時期の学長メッセージの書き出しです。今年も昨年と同じようにほとんど太陽を見ることのない7月となりました。雨模様どころか、「令和2年7月豪雨」により、九州地方をはじめ全国各地に大きな被害をもたらしました。被災された皆さまにお見舞い申し上げるとともに、一日も早く日常の生活を取り戻されますことを願っております。

 そして、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全世界でこれまでとは全く異なる生活様式を求められています。大学においても前期日程では、対面授業ではなく、すべての授業をオンラインで開講しました。また、学友会クラブ活動は、6月下旬までは活動を休止としていましたが、現在は、感染症の状況を見極めながら、感染防止対策を徹底し、徐々に再開しているところです。まだまだ本格的な活動という段階には至っていませんが、少しずつ本来の姿に近づけていきたいと思っています。
 また、前期の通常授業の開始が感染症の影響を受けて繰り下げになったことで、例年より2週間遅い、8月7日が通常授業終了日となります。その後、補講、集中授業を実施し、夏期休業期間となります。
 変更したキャンパスカレンダーでは8月18日から夏期休業期間となります。昨年までのクラブ活動スケジュールでは、学友会の各クラブは、練習や強化合宿、オープン戦等のスケジュールで埋め尽くされていたのですが、今年は感染症防止対策を講じた上で、学内の施設を利用した練習の計画が中心になっています。その後、9月に入ると、各競技のリーグ戦が開幕を迎えるとともに、関東大会やインカレなどの各クラブの公式戦が一斉に始まるのが例年のことであったわけですが、これらのスケジュールも現時点では確定していません。競技によっては、年内の公式戦が一度も開催できない場合があるのかもしれません。4年次生にとっては、それぞれが専門とする競技において、日頃培ってきた技術・技能を発揮する機会がなくなる可能性があるわけです。何らかの形で彼らの表現の場があることを願いたいと思います。

 学友会の所属クラブは、各種競技だけではなく、様々な活動を通じて社会貢献活動を展開しています。しかしながら、これらの活動も通常どおりにはできない状況となっています。
 例年どおりであれば、今頃は勝浦市内の海水浴場では、ライフゼービング部の学生たちが監視業務にあたり、献身的に海辺の安全を守る活動にあたっていたところです。残念ながら今年は、全ての海水浴場が閉鎖されているため、活動の場を閉ざされてしまいました。

 ここまでの記述では、今までとは異なる日常の中で、学生たちは何もできない学生生活を送っているように思われることでしょう。確かに、授業やクラブ活動、そのほかの日常生活にしても、今までのような行動はできません。しかし、学生たちは、こうした閉塞感さえ感じる環境下においても、自分たちでできることを様々に工夫して活動しています。「我々の知能は、環境に適応する能力であると定義することができる」と提唱した心理学者がいますが、このような状況にあると、確かにそうであることを学生の活動を見ながら、実感することができます。

 学生たちは、このような状況にもめげることなく、オンライン授業の受講と毎時間、授業ごとに課される課題に取り組みながら、再開したクラブ活動にも懸命に励んでいます。
 学生も教職員も、これからの日常生活の中で、知恵を絞り、工夫を積み重ね、1日も早く大学のキャンパスに学生の笑顔が満ち溢れる日が戻ってくることを待ち望んでいます。

2020年8月3日
国際武道大学
学長 髙見 令英




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